戸田恵梨香
さんのトークエッセイがやっと届いた。
休みの朝に一気に読んだ。
わかってた。感じてたけど、やっぱり彼女はただ可愛いだけの、イイ女だけの俳優じゃなかった。
いや、昔はそうやったんかもしれへんけど、ちゃんと選んだ役に向き合って、突き詰めて、考えて、悩んで表現したきたようだ。
あたしも全作品を見てきたわけではないけど、全作品を見たいと思わされた。
あたしはコードブルーで戸田恵梨香という俳優にハマったんやけど、目で演技ができる人だなという印象。あと、何を経験したらこういう説得力のある話し方ができるのか。昂った感情を抑えきれない役やったけど、それがまた、視聴者に感情移入させてしまう。
緋山美帆子は戸田恵梨香にしかできへん役やったと思う。
大恋愛も然り、戸田恵梨香とムロツヨシ?みたいな違和感から始まったけど、最後にはもう全部持ってかれた!みたいな、見てる側にも感動と虚脱感を与えた作品やった。
最近では母性という映画を見た。
母親になりきれない、自分の母親が大好きな娘という役。
戸田恵梨香にしかできない役と言われて受けたらしいが、まさにその通りで。
相当難しい役やったと思うのに、細かいところまで母親視点と娘視点の僅かな違いとかを表現してて、こういう細かいところにこだわった、監督さんやスタッフさんもすごいし、演じた戸田さん、永野さんもやっぱりいい役者さんだなと思った。
一時期言われてた、ドラマ降板の噂とかもやっぱり体調不良やったみたいで。
ネットの世界って情報が一人歩きしてしまうけど、ちゃんと彼女の言葉で伝えてもらえて納得した。
働いてお金を稼ぐのは大事やけど、自分の身体がちゃんと動いてくれへんかったら、ナンボ金あってもな。
自分を愛してあげるのって、大切やな。
自分を愛されへん人が人を愛されへんなって。
そういうことを教えてくれた一冊だったな。
いい本を読ませてもらいました。
ありがとう